自宅でもできる!ABAを活用した子どもへの支援のヒント

現在、私は自閉スペクトラム症や発達障害を抱える子どもたちが通う療育施設で働いています。

この施設では、数年前からABA(応用行動分析)という支援手法を取り入れています。ABAは、自閉症児の問題行動や生活上の困難に対して効果的なアプローチとして世界中で注目されており、アメリカでは多くの州で保険適用されるほど社会的に認知された療育法です。

私たちの現場でも、職員全員が基礎研修を受け、日々の支援に活かしています。保護者向けにも専門家による講習が定期的に行われており、家庭でも継続的な支援ができるような体制が整えられています。

支援の中で特に重視しているのは、「成功体験」を積ませることです。

たとえば、着替えや身支度といった日常動作も、最初からすべてを求めるのではなく、一つひとつの動作に分けて段階的に支援します。「靴下を自分で履けた」「ファスナーを上げられた」といった小さな達成を積み重ねることで、自信が育ち、やる気につながっていきます。

運動療育でも同様で、簡単な動作から始めて少しずつ難易度を上げる方法を採用。ジャンプやバランスなどの基礎動作を、遊びを交えながら楽しく練習することで、「できた!」という実感が得られやすくなります。

このような取り組みを通して、子どもたちは「できること」を着実に増やしていきます。
その過程で苦手意識を抱かず、自信をもって新たなチャレンジができるようになる姿を、これまで何度も見てきました。

これからも子どもたちが前向きに成長できるよう、ひとつでも多くの成功体験を届けていきたいと感じています。
てらぴぁぽけっと三郷駅前教室


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